ゲーミングPCのトラブル&対処法ガイド|起動しない・FPSが出ない・VRChatが重い【症状別一覧】
- 寛斗 平野
- 3 日前
- 読了時間: 8分
ゲーミングPCを使う皆さん、こんにちは。NuNuPCです。
ゲーミングPCを長く使っていると、「電源を押しても無反応」「画面が真っ暗のまま」「ゲームのFPSが急に出なくなった」「VRChatだけカクカクする」といった困りごとにいつか必ず出会います。
この記事では、よくあるPCトラブルを症状別に並べ、まず自分でできる安全なチェックから順番にまとめました。上から順に試していけば、原因の切り分けと初期対処ができる構成になっています。気になる症状の章だけ読んでもOKです。
⚠ 作業前の注意:PC内部を触る作業は、必ずPCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜き、金属部分に触れて体の静電気を逃がしてから行ってください。自信のない作業は無理をせず、最後の章の相談窓口をご利用ください。
まずはここから:症状別 早見表
自分の症状に近い行を見つけて、対応する章へ進んでください。
症状 | 考えられる主な原因 | 対処の章 |
電源を押しても無反応/ファンも回らない | 電源ケーブル・電源タップ・電源ユニット | ① 電源・起動 |
電源は入るが画面が真っ暗・映らない | 映像ケーブルの挿し先・グラボ・モニター入力 | ① 電源・起動 |
メーカーロゴやBIOSで止まる/Windowsが起動しない | ストレージ・起動順序・Windows破損 | ① 電源・起動 |
フリーズ・突然の再起動・青い画面(BSOD) | ドライバ・メモリ・発熱・電源 | ② 不安定・フリーズ |
FPSが出ない・カクつく・スタッター | 電源設定・画質設定・ドライバ・発熱 | ③ 性能が出ない |
ファンがうるさい・すぐ熱くなる・急に落ちる | ホコリ・エアフロー・グリス劣化 | ④ 発熱・騒音 |
音が出ない・USB/ネットがつながらない | 出力先設定・ドライバ・接続 | ⑤ 周辺機器・接続 |
だんだん動作が遅い・容量不足 | 空き容量・常駐アプリ・ストレージ寿命 | ⑥ 動作が遅い |
VRChatだけ重い・HMDが映らない・VR酔い | VRAM・SteamVR・各種設定 | ⑦ VRChat特有 |
① 電源が入らない・画面が映らない・起動しない

ケース1:電源を押しても無反応のとき
電源タップやコンセントを別の口に差し替える(タップ自体の故障や、雷ガード付きタップの劣化は意外と多い原因です)
電源ユニット背面のメインスイッチが「I」側(オン)になっているか確認する(「O」はオフ)
ケース前面の電源ボタンの配線(マザーボード上の PWR_SW)が外れていないか確認し、一度抜き差しする
上記でも無反応なら、電源ユニットまたはマザーボードの故障が疑われます(この段階は無理せず相談を)
ケース2:電源は入るが画面が映らないとき
最初に確認したいのが映像ケーブルの挿し先です。ケーブルは必ずグラフィックボード側(ケース背面の下のほうにある横向きの端子)に挿してください。マザーボードの映像端子(上のほう)に挿していると、多くのゲーミングPCでは何も映りません。
映像ケーブルをグラボ側のHDMI/DisplayPortに挿し直す
モニター側の入力切替(ソース)を、つないでいる端子(HDMU1/DP1など)に合わせる
別のケーブル・別のモニター・別の端子に替えて、どこが原因か切り分ける
グラボを挿し直す(PCIeスロットに奥までしっかり、補助電源(8ピン/6ピン)の挿し忘れも確認)
ケース3:ロゴやBIOSで止まる・Windowsが起動しないとき
起動時に Delete または F2 キーを連打してBIOSに入り、起動ストレージ(SSD)が認識されているか、起動順序(Boot Order)の先頭になっているかを確認する
Windowsが「自動修復」を繰り返す場合は、詳細オプション → スタートアップ修復、改善しなければセーフモードで起動を試す
直前にパーツの増設や配線をした場合は、いったん元の状態に戻して切り分ける
② フリーズ・突然の再起動・ブルースクリーン(BSOD)

使用中に固まる・勝手に再起動する・青い画面(ブルースクリーン)が出る場合は、ソフト面とハード面の両方が疑われます。「ゲーム中だけ」「起動直後」「特定の操作で」など、発生するタイミングをメモしておくと原因の特定がぐっと早くなります。
ドライバ:まずGPUドライバを更新。不安定が続くなら、専用ツール(DDU)で一度きれいに削除してから最新版を入れ直すと直ることがあります。逆に最新版で不調になった場合は一つ前のバージョンへ戻す。
メモリ:「Windowsメモリ診断」(スタートで mdsched と入力)やMemTest86でチェック。メモリを挿し直す・1枚ずつ挿して試すと不良の切り分けができます。
発熱:高負荷時だけ落ちるなら熱が原因のことが多いです(→④へ)。
電源容量:ゲームなど高負荷の瞬間に再起動するなら、電源ユニットの容量不足や劣化の可能性。
ストレージ:空き容量がほぼゼロだったり、SSD/HDDが故障しかけていると不安定になります(→⑥のCrystalDiskInfoで確認)。
ブルースクリーンに表示される停止コード(例:MEMORY_MANAGEMENT、IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL、VIDEO_TDR_FAILURE など)でネット検索すると、原因の当たりがつきます。
③ FPSが出ない・ゲームがカクつく

「思ったよりフレームレートが出ない」「カクカクする」場合、必ずしも故障ではなく、設定やソフトの状態が原因のことも多いです。次の順に見直してみてください。
電源プランを高パフォーマンスに:設定 → システム → 電源 を「最適なパフォーマンス」に(ノートは充電器接続で)。省電力のままだと性能が抑えられます。
GPUドライバを最新に更新:NVIDIAは「NVIDIA app」、AMDは「AMD Software」から更新できます(下の画像参照)。
ゲーム内の画質設定を下げる:解像度・影・アンチエイリアス・反射は特に重い項目。対応ゲームなら DLSS/FSR をオンにすると軽くなります。
バックグラウンドの常駐アプリを終了:Chromeの大量タブ、録画・配信ソフト、Discordのオーバーレイなどを止める。
モニターのリフレッシュレートを確認:設定 → ディスプレイ → ディスプレイの詳細設定 で、144Hz対応なのに60Hzのままになっていないか確認。
発熱でクロックが下がっていないか確認:高負荷で性能が落ちる場合はサーマルスロットリングの疑い(→④へ)。

▲ NVIDIA公式サイトのドライバーダウンロードページ。「ドライバーを自動更新する」か、下の「ドライバーの手動検索」から、お使いのGPUに合った最新版を入手できます(AMDの場合はAMD公式サイトから)。
これらを試しても性能が足りない場合は、GPUやVRAMがそのゲームの要求に届いていない可能性があります。特に重いタイトルやVRでは、パーツ増強や買い替えが現実的な選択肢になることも。判断の目安は 買い替えガイド も参考にしてください。
④ ファンがうるさい・すぐ熱くなる・熱暴走

ファンが常に全開でうるさい、高負荷時に急に動作が落ちる・電源が切れる場合は、冷却がうまくいっていないサインです。
ホコリ詰まりを掃除:エアダスターでファン・吸気フィルター・ヒートシンクのホコリを飛ばす。半年〜1年でかなり溜まります(年1〜2回が目安)。
エアフローを確保:PCを壁・カーテン・布に密着させず、吸気と排気のスペースを空ける。ラックの奥や床のホコリっぽい場所は避ける。
CPUグリスの塗り直し:2〜3年使ったPCはグリスが乾いて冷えにくくなります。塗り直すと温度が下がることがあります。
室温を下げる:夏場は部屋自体の温度が効きます。エアコンも立派な冷却対策です。
温度は HWiNFO や HWMonitor などの無料ソフトで確認できます。高負荷時にCPU/GPUが常時90℃台に張り付くなら、上の対策やファン回転数カーブ(BIOSや専用ソフトで設定)の見直しが必要です。
⑤ 音が出ない・USB・ネットがつながらない
音が出ない:タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリックし、出力先がモニター内蔵スピーカーになっていないか(ヘッドホン/スピーカーへ)切り替える。直らなければ 設定 → サウンド で既定の出力デバイスを変更。
USB機器が認識しない:別のUSBポート(できれば背面に直挿し)に替える、ハブを介さずつなぐ。デバイスマネージャーで「!」マークが出ていればドライバを再インストール。
有線LANがつながらない:LANケーブルとルーターを再起動、ネットワークアダプタのドライバを確認。別のLANポート・別ケーブルでも試す。
Wi-Fiが不安定:ルーターとの距離・間の壁を見直し、5GHz帯と2.4GHz帯を切り替える。無線子機(アンテナ)の位置や向きも効きます。
⑥ だんだん動作が遅い・容量が足りない
買った当初より遅くなった、起動に時間がかかる、という場合は次を確認します。
空き容量を確保:特にCドライブ(OSの入ったSSD)は空きが少ないと遅くなります。1〜2割は空けるのが目安。「ディスククリーンアップ」や不要な大容量ファイルの削除を。
スタートアップの常駐を整理:タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→「スタートアップ アプリ」で、起動時に立ち上がる不要なアプリを無効化。
一時ファイル・キャッシュを削除する
ストレージの健康状態を確認:CrystalDiskInfo で「正常」か確認。古いHDD搭載機なら、SSDへの換装で体感が大きく変わります。
⑦ VRChat特有のトラブル(VR・HMD)

VRChatはCPU・GPU・VRAM・通信など多くの要素が絡むため、一般的なゲームとは別の切り分けが必要です。NuNuPCがよく相談を受けるものをまとめます。
症状 | 見直すポイント |
人が多いワールド・イベントだけ激重になる | VRAM不足が代表的な原因。設定でアバター表示数の上限(Avatar Culling)やセーフティを下げる/VRAMの多いGPUへの買い替えを検討。 |
HMDが映らない・SteamVRが起動しない | ケーブル(USB/DisplayPort)の接続を見直す、SteamVRを再インストール、ベースステーションの電源やペアリングを確認。 |
VR酔いがひどい | フレームレートが不安定だと酔いやすくなります。描画設定を下げてFPSを安定させる/快適度の高い構成にすると改善することが多いです。 |
デスクトップより明らかにカクつく | ③の対策に加え、SteamVR側の解像度・リフレッシュレート設定(クロック)を見直す。 |
VRChatのために本格的にPCを見直したい方は、VRChat向けPCの選び方 や 予算別おすすめモデル もあわせてご覧ください。
それでも直らない・不安なときは
ここまで試しても改善しない場合は、ハードの故障や、そのゲーム・用途に対してPCの性能が足りていないケースが考えられます。自己判断でパーツを買って失敗してしまう前に、まずは気軽にご相談ください。
NuNuPCでは、トラブルの切り分けからPC選び・買い替えまで、初心者の方にもわかりやすくご案内しています。「これって故障?」という段階のご相談も大歓迎です。
※本記事は一般的なトラブル対処の手順をまとめたものです。分解・改造はメーカー保証の対象外になる場合があります。作業はご自身の責任で、不安な場合は無理をせず専門家にご相談ください。




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